2011年09月21日

『魅せろ!サッカーのチカラ』〜金曜は東京ダービー〜

2011msg[2].jpg

「2011 FC東京ユースを勝手に応援企画!」
2011 FC東京ユース応援Tシャツ企画

この企画も今年で4年目を迎えました。
ユースチームにTシャツを贈るという企画が成り立つのは
多くのファンにユースの存在が認められているからだと思います。
どこのチームでも出来ることではありません。
タイトルや昇格者といった目に見えるカタチでの評価とはまた別に
ユースがクラブの一部としてFC東京の魅力を伝えているということに
一ファンとしてとても嬉しく思います。

賛同された皆様、本当に有り難うございました。
僕からもお礼を申し上げます。
(後ほどkulさんからご報告もあると思います)


今回の企画ではU-15の前半戦総括と
上に載せた選手に贈るメッセージを書かせてもらいました。


先日のプレミアリーグ清水エスパルスユース戦で
「魅せろ!サッカーのチカラ」という横断幕を新たに掲げました。
会場にいた人も意味がわからなかったかもしれませんが
そこには、このメッセージに書いた思いをのせています。

その清水エスパルスユース戦。
FC東京U-18は前半にGKが退場するというアクシデントがありました。
しかし、最後まで諦めず10人で走りぬいた彼らは
終了間際に3-3と同点に追いついてみせました。



今チームは残留争いのなかにいます。
でも今見えるものだけを見ていたら未来なんて語れません。

Believe in yourself
Believe in your team
Believe in football



今週の金曜日は東京ダービー。

ホーム深川グランドを
青赤で染めて選手を迎えてあげましょう!


高円宮杯プレミアリーグ第13節
FC東京U-18vs東京ヴェルデイユース
9/23(金祝)11:00キックオフ  深川グランド

ニックネーム aoaka-note at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | FC東京 ユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月14日

FC東京U-15深川レポート

久しぶりの更新です。

今回は山口監督になって再始動したFC東京U-15深川のここまでをさらっとレポートします。


ここ数年、関東ユース(U-15)サッカーリーグで苦戦を強いられてきた深川ですが
今年はここまで負けなしの2勝2分け。
強豪揃う関東ユースリーグをなかなかの好成績で来ていきます。
勝ち負けが全てじゃないと言ってもやっぱり勝つところを見るのは嬉しいものです。
今後の期待も込めて夏の関東予選の前にFC東京ファンのみんなに見に来てもらえるように
自分の見た試合を振り返りながら選手とチームの紹介をしていきましょう。


今年はユースサッカーも震災の影響を大きく受けて
関東ユースサッカーリーグも第一節、第二節は延期となり
第三節東京ヴェルデJrユース戦からのスタートとなりました。

いきなり迎えた敵地よみうりランドでのダービーは雨中の決戦となりました。
前半FW7番平山君のPKで先制するも、前半のうちに同点にされてしまいます。
しかし、後半に途中交代ではいった9番蓮川君がこぼれ球を押し込みゴール。
その後はヴェルディの猛攻にさらされましたがチーム一丸となって守りきり
2-1と逃げ切って見事にダービーに勝利しました。

この試合は深川が山口監督になってはじめて見た公式戦です。
選手の配置の違いからも監督が変わったんだなというのを感じました。

11番堀川君は今まで見ていたときはいつも後ろ目のポジションをやっていました。
身体の強さを守備の部分で生かしていくのかなと思っていたら
この日は前線のプレスとサイドアタックを任されていました。
また、サイドでテクニックを生かし
攻撃にアクセントを見せてきた8番渡辺龍君は
攻守の要のボランチに配置されていたり。
テクニックや細やかな動きが得意そうな選手が真ん中にきて
比較的サイズやパワーのある選手がサイドに
(しかも、両サイドともに逆足の配置)
そんな印象の残る選手の配置の仕方でした。

U-15だといろんなポジションをやらせますが
そこにどんな意図があるのか、いろいろ思います。
山口監督の試合での言葉を聞いていると
ただ経験として漠然とやらせているという印象はありません。
その役割で実際に組織の中で戦えるところまで持っていく。
それは今よりもその先で、選手の個性を伸ばすために、
彼ら一人ひとりのベースを広げるというか、基礎を伸ばしてる・・・

次に見た第5節の横浜FM追浜戦でさらにそのことを強く感じました。
ダービーではぎこちなかった渡辺龍君がボランチとして輝きを持ち
FWとして起用されてきた堀川君が初ゴールをあげるなど活躍し4-1と勝利。
この試合ではそうした彼らの成長や吸収力に驚かされました。


ここまで3試合(見た試合は2試合)
先発メンバーは比較的固定されてきました。

怪我人や今コンディションの良くない選手もいるとは思いますが
今の時点での中心メンバーをとりあえず紹介しておこうと思います。

まずGK
1番伊東君。
中学生とは思えない長身GKです。
正直チームにはまだ主導権を握って戦える組織力が薄く
押し込まれる時間帯もかなりあります。
その中で勝ち点を重ねてるのは彼の役割が大きいと思います。
ダービーでは最後の猛攻を凌ぎ
追浜戦ではキックで攻撃の起点にもなりました。


次はDFライン。

守備の中心は何といっても4番大西君。
彼がいるといないとでは大違い。抜群の存在感。
ヴェルディ戦でみせたオーバーラップは迫力十分で
上背を生かしたヘッドはセットプレーでも強力な武器。

相方は2年生の28番渡辺拓也君
U-13新人戦では10番をつけるなど
前目もできるテクニックを持つ期待の選手。
今はCBとして大西君とコンビを組みます。

右SBは3番山岸君。
本職はCBだと思われるそのクレバーなプレーぶり。
昨年U-18で活躍した廣木くんを思い出します。

左SBは14番沢井君。
抜群のバネと強烈なキックを持つ攻撃的SB。
彼の突貫ドリブルはこのチームのサイドアタックの肝。

ボランチは先ほど少し書いた
8番渡辺龍君
東京国際ユースサッカートーナメントのロシア戦で
鮮やかなループシュートを決めたことは
今でも東京ユースファンのなかでは語り草。
そのテクニックはファンタジスタ系。

もう一人は2年生33番城ヶ瀧君
U-13新人戦で2番をつけて渋いプレーを見せていた小柄なボランチが
中盤のレギュラーとして抜擢。
豊富な運動量とセンスのいい動きで活躍。

左サイドは2番永山君
2年の頃からグイっと前へ出る突破が魅力的。
追浜戦では見事な先制ゴールを決めてチームに勢いをつけてくれた。

右サイドは2年生24番大熊君
身体もテクニックも十分の素材。
とくに、その左足はスペシャル。

前線は11番堀川君
ここまで4試合つねに先発。
力強さとハートに響くプレー。
後ろでプレーしていたためか、前の選手なのに声がよく出る。
今の前線でのプレーは仕事も多くて大変そうだけれど
山口監督の期待に応える能力はあります。

9番蓮川君
ダービー、追浜戦、大事な試合にそこにいてキッチリ決める。
見た目はそんな感じはしないけど、まさにストライカーです。
追浜戦は2ゴールを上げる大活躍。
再三相手DFラインの裏に抜けて相手を混乱させました。

7番平山君
上背もあるし、テクニックもある。
一度スタートしたドリブルは簡単には止められない。
一目見れば誰もがわかる選手です。

19番鈴木君
いつも途中交代で出てきてお母さんたちに大人気。
身体は大きいけどよく走ってをボールを追う。
ダービー勝利は鈴木君の頑張りのおかげです!

とりあえず。ここまでで。


そして、先週末の浦和レッズ戦。
ここに書いた多くのレギュラーメンバーが不在で
今まで出てなかった選手たちが出場していました。

まず大西君が不在のため、DFラインが大幅に入れ替わり、
CBに右SBの山岸君と2年生の矢崎君が入りました。
矢崎君はU-13では左利きのサイドアタッカーとして
攻撃で活躍していたのでこの起用にはビックリ。
山岸君がスライドした右SBには永山君が下がり、
いつものポジションにはいっているのは沢井君だけという
DFラインで試合に臨むことになりました。
ボランチも渡辺龍君が不在でそこに大熊君がはいり、
城ヶ瀧君と2年生のボランチコンビ。
ポジションがずれたサイドには新しく
3年生の12番新井君と、10番本藤君がはいりました。
そして、前線は11番堀川君と2年生の22番小池君。

今回は2年生や長く怪我をしていて試合に出られなかった選手
いろいろな要素がはいって難しい組み合わせでした。
しかも、相手は関東ユースサッカーリーグで常に上位につけるレッズ。
かなり難しい試合が予想できましたが・・・。

ところが、先制点は深川。
沢井くんの突貫ドリブルがチャンスを生み、
こぼれ球を2年生ボランチ城ヶ瀧くんが引っぱたくと
それが素晴らしい軌道を描きレッズゴールへ。

いい形で先制したかに思えた深川でしたが
右サイドでゴールを割ったかに見えたボールをゴール前にあげられ
ファーからヘッドで押し込まれて同点に。
ここからレッズが本領発揮。
左サイドを中心に細かいパスワークとドリブルを織り交ぜ深川ゴールへ迫ります。
しかし、数あるピンチも何とか身体を張って防ぎ前半は1−1で折り返します。

後半、12番新井くんに変えて2年生34番菱山くん
22番の小池くんをサイドにいれます。

浦和の攻撃は後半になっても落ちません。
今度は左サイドを崩されて失点。ついに逆転を許してしまいます。

ここで気落ちするかに見えた深川でしたが
このすぐあとにまたも沢井くんが強引にドリブルで
相手PA内に持ち込むと相手DFがファウルを犯しPKを獲得。
これを沢井くんが自ら決めてすかさず同点に追いつきます。

さらに、FW19番鈴木くんを投入。
そして、レッズのなんども続いた攻撃をしのいだ後
深川にチャンスが訪れます。
セットプレーからの混戦から堀川がシュート
これがゴールに吸い込まれ、なんと逆転!

FWとして大きな仕事をやってのけた堀川君は
思わずガッツポーズでチームメイトと喜びを分かち合います。

しかし、この試合はここでは終わりません。
このすぐ後にまたもサイドを崩されて同点においつかれてしまう。
試合はこのまま終わり熱戦は3−3で幕を閉じました。



欲をいえば、そのまま勝ちたかった試合でしたが
強豪相手によくここまでやったと思います。

ボランチに入った2年生コンビは
最後までゲームに出て戦っていたし
CBで抜擢された矢崎くんも
関節FKの大ピンチにクリアして
チームを救いました。

印象に残ったのは大西君不在のなかDFをまとめた山岸君。
それから一旦は逆転弾となるゴールを決めた堀川君。
二人の頑張りは素晴らしいものでした。
勝たせてあげたかったです。

それから10番を背負う本藤くんが
随所に光るプレーを見せてくれたのも
この試合の見どころの一つでした。
独特の間をもって左サイドで攻撃の起点に。
巧みなボールキープからのサイドチェンジは
レッズ相手に誰でもできるものではないでしょう。
今後の活躍に大いに期待したいです。


今だ負けなしと言っても試合内容は
まだまだ山口監督の求めるものには遠い気がします。
そのぶん、これからの彼らの成長や戦いが楽しみです。



次の土曜日は巣鴨で三菱養和巣鴨と戦います。
そして、いよいよ夏の全国大会をかけて関東予選がはじまります。
お時間のある方は是非U-15も応援に行ってあげてくださいね。

深川だけでなく、むさしも関東予選になれば見られます。
U-18と違ってミスもまだまだ多いですが
原石の輝きは下のカテゴリのほうが感じられます。

「真のエリート」発言で笑われた前社長の言葉も
深川やむさしにいる選手たちの姿を見ればわかると思います。
このクラブは大きな未来をたくさん抱えていることを
FC東京のファンのみんなに自分も知って欲しいです。

よろしくお願いします!

ニックネーム aoaka-note at 00:38| Comment(1) | TrackBack(0) | FC東京 ユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月21日

高円宮杯プレミアリーグ2011 第二節FC東京U-18対浦和レッズユース

震災の影響で第一節が延期となり、この日がFC東京-18の開幕となった。
相手は関東Jユース強豪の一つ、浦和レッズユース。
FC東京は近年のプリンスリーグ開幕では昇格組と当たることが多く
比較的戦いやすい日程となっていたが、今年は違う。
浦和は初戦は清水エスパルスユースを相手に4-0と圧勝。
勢いを掴んでの第二戦となる。

FC東京U-18は4-4-2。

2トップは期待の2年生コンビ。
そして、右サイドハーフは2年生の福森が先発。
体調を崩した石原の代役には下川。
そして、コンディションを取り戻した谷が正GKの座に。

対する浦和レッズは4-1-2-3

ここ数年浦和レッズユースのスタイルは一貫している。
CBから丁寧に繋ぎ、トライアングルを作ってビルドアップする。
ポゼッションサッカーだ。


すでに開幕戦を大勝した浦和に対して、
この日プレミアリーグ開幕を迎えたFC東京U-18。
新シーズンの始まりはどうしても動きが硬くなる。
それがこの試合の入り方にもあらわれた。
立ち上がりからFC東京はどこかチグハグな部分が目につく。
浦和の巧みなビルドアップに得意のプレッシングがはまらない。
ボールに圧力をかけきれずDFラインから起点となるアンカーに
何度となくボールが入れられてしまう。
浦和はインサイドハーフとサイドを絡めたパス交換から
逆サイドへボールを大きく動かしFC東京のDFラインに揺さぶりをかける。
浦和ユースはこの時期にしては仕上がりがいい。
ポジションチェンジも多く中盤の選手を捕まえきれない。
ポイントとなるセンターFWの12番高田のポストも効いている。
大きくはないが上手い身のこなしで相手をいなす。
はじめて見たが面白く厄介な選手だ。

試合は浦和のリズムで進んだが、
決定的なシーンはほとんどうまれなかった。

その原因の一つは深川グランドの天然芝のピッチ状態。
目で見てもわかるほどあちこちで芝がはげてボコボコだった。
ボールを丁寧に繋ぐ浦和にとってこれは難しかっただろう。
(ちなみに、FC東京U-18は先週末に深川グランドでTMを行っている)
時折CBから長めのボールを前線に入れるなど工夫もしていたようだが
ピッチ条件については浦和は完全にAWAY状態だった。

またFC東京U-18がサイドを揺さぶられたあと
個々の勝負でやぶられなかったことも大きい。
とくに左SB村松は得意の攻撃参加を自重しサイドに蓋をした。
その落ち着いたプレーぶりは貫禄さえ感じさせたほどだ。

GK谷の絶えない声に応えFC東京は粘り強く全員で守っていく。

しかし、前半38分。
一瞬の隙ができてラインが下がる。
バイタルがあいたところで綺麗にボールをいれられて
DFリーダー小林が相手FWを倒しPKを与えてしまう。
悪い流れの中でゲームを均衡させていただけに
これはもったいない失点になった。

岩木の個人技以外ほとんど攻め手もなく
守備も受け気味のまま前半終了。
誰もが厳しいと思える試合展開だった。


後半、FC東京が最初から動く。

2トップの一角、斉藤に代えMF野沢を投入。
冷岡をFWにあげて、野沢をボランチに。
4-4-1-1的な布陣に変更する。


そして、この交代が的中する。

非凡なパスセンスを持つ野沢とキープ力に長ける冷岡との
二つの落ち着きどころを得たたことでリズムがうまれてくる。

そして、50分。
左サイドで岩木がドリブルで浦和陣内深くに切れ込むと
切り替えしてマイナスにグランダーのパス。
そに走りこんでいた野沢がうまくファーサイドへ角度を変えると
ボールは浦和のゴールへ。1-1。

投入早々に野沢が大きな仕事をやってのけた。

野沢は1年の春から先発で抜擢されるなど注目を浴びていたが
なかなかその才能をゲームの結果に結びつけることが出来なかった。
プレースタイルのせいかどこかひ弱な印象もあったが、
この試合では今までにないほど声を出し、手を叩き、
そして、守備でも身体をはって自分の作った勢いを持続させた。
ボールが彼の元へ来たのは偶然じゃない。
代表の海外遠征などで揉まれ知らぬうちに成長し変わっていた。

そして、同点弾からわずか5分後。
逆転弾もその野沢の意外性からはじまった。
野沢は中盤でボールを持つと相手が守備を固めるバイタルへ突進。
中央に集中したマークをひらひらとかわすと、
絶妙なタイミングで左サイドの岩木へパス。
岩木は左サイドでうけると中央の岩田へパス&ゴー。
岩田はこの難しいボールを華麗にワンタッチで岩木へリターン。
スピードと勢いが乗ったそのボールを
最後は岩木が浦和ゴールに叩き込んだ。
2-1。

あっと言う間のたたみかけるような逆転劇。
ヒデ、シンヤ、タクヤといった今年攻撃で仕事をすべき選手が
全員絡むセクシーさに溢れるゴールだった。

野沢の起点となったプレーはリスクがあったが
そのプレーのおかげで岩木がフリーになりゴールが生まれた。
深川に集まったFC東京ファンのボルテージが最高に上がった瞬間だった。


このあともFC東京のリズムが続く。

後半になって大き活性化した右サイドの福森と吉田。
この2年生コンビが後半バック側に陣取るファンを多いに沸かせた。

吉田は新人戦の東京ダービーで退場して悔しい思いをした。
今日の開幕は相当気合が入っていただろう。
前半は押し込まれる展開ながら一対一の強さを見せ
後半は再三オーバラップをしかけてクロスからチャンスを演出した。
FC東京のアカデミーはここ数年世代を代表するSBを何人も輩出している。
椋原、阿部、廣木。
吉田も先輩達に負けないプレーをこれから見せてくれるはずだ。

それから、豊富な運動量で右サイドをコントロールした福森。
浦和の選手にアフターチャージでピッチ外に弾き出されたり
顔面にクリアを食らっても痛い素振りさえ見せない気の強さ。
ベビーフェイスに似合わないソウルフルなプレーは東京ファン好みだろう。
新人戦ではあまり特徴を出すことが出来ずに終わったが
この日は前半にサイドチェンジ一発を見せると
プレーに彼らしい勢いが出て
後半は吉田とのコンビネーションで浦和の左サイドを何度も崩した。

彼ら二人でお膳立てした冷岡のアウトサイドのループシュートは
左サイドの逆転弾以上に東京ユースらしいサイドアタックだった。

後半に入り動きが鈍くなった浦和は選手を入れ替えて東京に圧力をかけていく。
アンカーへのボールの配給を抑えられチームとしての機能を奪われた中で
10番の矢島が存在感を放ちチームを牽引し続けた。

しかし、何度かあった決定機をGK谷がファインセーブで相手の流れを絶つと
最後まで走り続けた岩田にビッグチャンスが訪れる。

浦和DFラインの裏に抜け出すと相手GKと一対一。
決定的な場面に飛び出した相手GKがたまらずファウルを犯し一発退場。
これはゴールには至らなかったものの
続くアディッショナルタイム、
岩田がまたもチャンスを演出し右サイドを突破、
最後は冷岡が流し込んで3-1。

試合は終了。
見事な逆転劇で開幕戦勝利を飾ることが出来た。


レビュー内ではあまり書かなかったが、MOMは間違いなく岩木。
攻守の核となる10番橋本がトップ帯同となり
試合を決められる選手が彼一人になってしまった。
少なくないプレッシャーが彼にかかるなか、
一発で答えを出して見せたことは特筆すべきだ。
前半ほとんど攻め手のない時間帯でも個人で相手守備を切り刻み
リズムを掴んだ後半は確実にチャンスを演出しゴールを決めた。
背番号7は昨年チームのためゴールを狙い続けたエース武藤がつけていた番号だ。
今年は岩木がそのエースナンバーを引き継ぎ、
チームのため自分のためにゴールを量産する。



この試合は勝敗以外でも面白いものを感じさせてくれた。

劣悪なピッチ状態にプレッシングのFC東京が相手だと考えれば
浦和ユースが自分達のサッカーを貫こうとすること自体が不利だった。
堀監督も深川グランドの芝がよくないことなどわかっていだだろう。
あえてそれでも自分達のサッカーを貫くチャレンジに挑んだ。
実際、前半できていたし狙いは間違っていなかった。
負けはしたものの自分達の現在点、収穫と課題ははっきり持ち帰っている。
結果を得るために大事なものを先送りにすることのない姿勢が
ここ数年浦和がトップ昇格者を出していることと無関係ではないと思う。

またFC東京U-18も先発で2トップを選択し
浦和のDFラインに真っ向からプレスをかけにいった。

前提として知っておいてほしいのは倉又監督は4-1-2-3の対処法を熟知している。
ここ数年このシステムを使う浦和と柏にほとんど負けていない。
4-4-1-1にしてトップの選手にパスコースを消させ、
トップ下に相手のアンカーをマークさせる
そうやって相手の良いところを消してきた。
この試合は後半からそういう戦いかたにシフトしたが
前半はアンカーを見る役がはっきりしなかった。

2トップで戦うということはプレッシングを全面に押し出せる。
この試合先発した斉藤と岩田はともに
運動量とフィジカルが強く前からプレスをかけられる選手。
倉又監督は相手の良さを消すリアクションよりも
自分達から積極的に相手のCBに圧力をかけるアクションを選択した。
僕はそんなふうに思った。

4-0で圧勝した浦和ユースに開幕からガチでプレスをかけにいく。
それは今年始まるこの全国リーグにかける倉又監督の気概なのかもしれない。

この試合、スコアはFC東京に結果を残したが、
浦和レッズもFC東京もそれぞれのスタイル、チャレンジを見せた。
互いにまだまだ未完成だらけだが、
これから始まる試合に大いに期待を持たせてくれた。


プリンスリーグのときは高円宮杯予選という側面もあり
まずは高円宮杯への切符を取ることが大事だった。
三連覇しようとそれ自体の評価はあまり高くなかったが
今度はこのリーグ戦自体が日本一を決める大会となり
優勝の価値は全く変わり注目度もずっとあがっている。

全国を代表する各チームが
どういうサッカーを見せるのかも問われてくる。
自分達がどういうサッカーをするのか、
つまり、どういうふうに選手を育ててるのか
Jのアカデミーとしてそれを示す責任もあるだろう。

このリーグの創設がこれからユース年代にどんな影響をもたらすのか。
これから少しずつ見えてくる。
期待を持って見守っていきたい。
ニックネーム aoaka-note at 01:46| Comment(1) | TrackBack(0) | FC東京 ユース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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